伝統の手法「蒸しタオル法」と感染症
2020年に新型コロナウイルスの流行が始まった直後、インターネット上では、
「ウイルスは熱に弱いはずだから、温かいお茶を飲めば治る」
などと言った話が出回りました。
それはそれで全く効果が無いとは限りませんが、「整体法」では、以前から様々な症状に絶大な効果を発揮する温熱療法の一つ
「蒸しタオル法」
が伝えられており、私も以前から風邪やインフルエンザに罹患した際に、「蒸しタオル」で対処して早期に治癒したことがありました。
もっとも、インフルエンザの時には一度も検査をしていないので、本当にインフルエンザ・ウイルスの仕業だったのかどうかは、今でもわかりません…。
対コロナに使う場合はタイミングがすべて!
2020年に私たちの生活を一変させた新型コロナウイルスの感染拡大が起こった頃、肺炎の重症化から死に至ってしまうケースが多く見られ、世間を震撼させました。
従来の感染症による肺炎では、左右どちらか一方の肺が冒されるケースがほとんどだったのに対して、新型コロナウイルスの場合は、左右両方の肺がウイルスに冒され、40℃以上の発熱を繰り返す。
という報道がなされていました。
このように、両方の肺にウイルスが広がってしまった場合、「熱を上げればウイルスに勝てるか?」と問われれば、非常に難しかったでしょう。
「蒸しタオル法」のような温熱療法が効果を発揮するのは、このようにウイルスが広範囲に広がってしまう遥か前の段階での話になります。
そのため、私も自分が責任を持ってアドバイスできる限られた人にしか、「蒸しタオル法」をオススメしていませんでした。
BA5には「蒸しタオル法」一択
その後、新型コロナウイルスも変異を繰り返し、今ではBA5が主流になりました。
感染力は非常に強まっており、皆さんの知り合いからも相次いで感染の報告を聴いていらっしゃるのではないでしょうか?
BA5は感染力こそ強いものの、以前の株に比べれば明らかに弱毒化しており、感染者の多くも喉の症状に留まり、肺炎にまで至るケースは少なくなっていますね。
こうなれば、「蒸しタオル法」が有効と声高に言ってしまっても害にはなりにくいと、考えていたところに、去る8月30日、私にも新型コロナ感染を疑わせる兆候が出たのです。
次回、私自身のコロナ感染(?)体験をご紹介しますが、今回は「蒸しタオル法」の基本的な方法をご紹介しておきます。
実際には、今回私自身が取った方法とはちょっと違いますが、いわば「教科書通り」の蒸しタオル法になります。
蒸しタオル法(基本編)
- 洗面に使う程度のサイズで厚手のタオルを用意する
- 縦に4つ折りにしたタオルに水をたっぷり含ませ、
軽くしぼって、1~1.5分程度、電子レンジ(500w)加熱する
(タオルが小さい場合は短めに火傷しないように適当に調節する)。 - 盆の窪(頭蓋骨と首のつけ根のへこみ 画像参照)から首に直接あてる。
- タオルが冷えたら、同様のことを4~5回繰り返す。
盆の窪は延髄のある場所で、体温調節の中枢です。
蒸しタオルで 熱⇒温⇒冷⇒熱⇒温⇒冷…と刺激を与えると、
例えば38℃程度の熱ならば一時的に40℃近くまで上がることもあります。
早く一気に体温を上げてやることによって、熱が下がって平熱に戻るのも
早くなります。
8時間(子供は6時間)たって熱が下がっていなければもう一度繰り返してください。
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