長時間のデスクワークの頭痛(緊張型頭痛)には蒸しタオルが効く!

PC作業中の頭痛整体法
PC作業中の頭痛

 頭痛の種類(緊張型頭痛 or 片頭痛)によって、蒸しタオルが効果てきめんな場合と、逆に悪化させる場合があります。まずは今起きている頭痛がどの種類なのかを把握することが大切です。頭痛持ちの人の中にはいくつかの種類を持っていらっしゃる方も多いので、「今起きている」頭痛はどれなのか、ご自分のパターンを把握しましょう。

緊張型頭痛には蒸しタオルが効果アリ!

慢性的に起こる頭痛の中で、最も多いといわれるのが、ダラダラとした痛みが続く緊張型頭痛です。
後頭部から首筋にかけて重く鈍い、締め付けられるような痛みが起こるのが特徴です。

長時間、デスクワークなどで同じ姿勢を続けたあとに、ひどい肩こり・首こりとともに頭痛がする、というのが典型的なパターンです。

この緊張型頭痛は、頭のまわり、肩から背中にかけての筋肉の緊張によって血管が収縮し、血液の流れが悪くなることによって痛みが生じます。ですから、血液の巡りを良くしてくれる蒸しタオルが、緊張型頭痛には非常に効果的です。

痛みが出ている場所はもちろん、肩こり・首こりが酷い場合は、肩甲骨の間など肩こり・首こりの発生源に蒸しタオルを当てるのも効果的です。

美容院などでは、頭の後ろ側や首よりも、顔に蒸しタオルをされることが多いかと思います。
長時間デスクワークが続いた場合などは目も疲れているでしょうから、目を覆うようにして顔に当てるのも良いでしょう。

後頭部を温める蒸しタオル法の基本的なやり方はこちら

片頭痛に蒸しタオルはNG!だけど…。

片頭痛は、こめかみから目のあたりがズキンズキンと脈打つように痛むのが一般的です。

「片」の文字から片側だけのイメージも強いですが、両側同時に起こる人もいるので注意が必要です。
日本での正式な表記は「片頭痛」ですが、「偏頭痛=偏って起こる頭痛」の方が、より実態に近いいう見方もあります。

片頭痛には様々な誘発原因がありますが、蒸しタオルをすると、かえって頭痛が酷くなる場合がほとんどです。
理由は「ズキンズキン」という脈の動きをあらわす擬態語からもわかるように、脳の血管が広がって、三叉神経に触れることで片頭痛が起こると考えられているからです。

蒸しタオルは血流を良くしてしまうので、広がった血管をさらに広げてしまい、かえって頭痛を悪化させてしまうのです。これではまさに「火に油を注ぐ」ことになってしまいますね。

ですから、片頭痛の場合は蒸しタオルによって温めるのではなく、むしろおでこを氷などで冷やすと血管が引き締まって、頭痛が緩和される場合があります。
これは効果に個人差があるので、実際に試していただくしかありません。

また、片頭痛持ちの方でも、頭痛が起きていない時には首の一番下から肩甲骨の間などに蒸しタオルを当てることは頭痛の予防に役立つ場合があります。
これも個人差が大きいのですが、軽い片頭痛持ち、もしくは体質改善が進んで頭痛が減っている方には特に有効です。

宇都宮あさの整体ホームページはコチラ
整体のネット予約はコチラ

コメント

タイトルとURLをコピーしました