蒸しタオル法で風邪、インフルエンザ、コロナに効果を出すためには…。

蒸しタオル整体法

前の2回で、蒸しタオル法の基本的なやり方 と、実際に私が新型コロナウイルスに罹患した際の体験談をお伝えしました。
今回は、それらを踏まえて、みなさまが風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスなどに罹患した時に蒸しタオル法をやっていただく際の注意点をお伝えします。

普段から蒸しタオル法を活用しよう!

コロナ罹患時に蒸しタオル法が充分な効果を発揮するためには、常日頃から使っていることが大切です。
私は、今年の5月以降コロナ陽性者数が再び増え始めて以降、何かちょっとした違和感があると、蒸しタオルをするようにしていました。風邪の初期症状とすらいえない頭や目の疲れに対しても使っていました。
そういう時は、多少は体温も上がっているでしょうが、じんわりと熱が体に浸透して、ふわっと気持ちが良い感じがする程度で、第2回でお話ししたように体内が「戦闘状態」になることはありません。

普段から、蒸しタオル法を使っていれば、風邪で発熱した時などに使うと、身体の自然な発熱を後押しするように39℃台の高熱が出たりするようになります(もちろん、個人差はありますが)。それだけ聞くと、いかにも怪しいことのように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは意外なほど爽快感があったりします。そして、蒸しタオルで熱を高めると普段よりも早くスッキリと風邪やインフルエンザなどの症状が解消されます。

このように、蒸しタオルの効果を身をもって体験していることが、新型コロナウイルスのような新たな病症に対して効果を発揮するためにも重要です。

プラセボ効果はフル活用すべし!

 もちろん、私が感じた爽快感の背景には「プラセボ効果」が働いています。
プラセボ効果は「偽薬効果」などとも言われ、
たとえ本来薬効のない薬であっても、いい薬だと思って飲めば効果を発揮する
ことが良く知られています。

たまに「プラセボ効果=インチキ」という捉え方をしている人を見かけますが、それは非常に狭い見方です。
むしろ、人が健康を回復・維持する上で気の持ちようが極めて大事だということを示しているのが「プラセボ効果」です。
プラセボ効果の反対は、「ノセボ効果」と言われ、
本当は効果のある薬でも効かない、悪い物だと決めつけて飲むと本当に効かない
ことが様々な研究で示されています。

NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』や『情熱大陸』などで各ジャンルの名医がフューチャーされることがありますが、本当に優秀な医師はみな、治療技術のみならず「プラセボ効果」をフル活用することによって治療効果を上げていることがわかります。

身体との信頼関係が効果につながる

 「プラセボ効果はフル活用すべし」は熱刺激に関しても当然言えることです。

「高熱は危険なもの。一刻も早く下げなければならない」と信じて疑わない人が、私のように高熱で爽快感を感じることはあり得ません。

すでに高熱の効果を何度も体験している人は「熱が上がってありがたい。よろしくお願いします」と委ねる気持ちになれるのです。

 ですから、コロナが疑わしいから藁にもすがる思いで蒸しタオルを試すというよりは、普段から蒸しタオルを使っていただくことをおススメします。それが身体との信頼関係を結ぶことになります。

また、熱が出るべきときにちゃんと出るためには、整ったからだであることも重要です。
細かいことは今後の更新で書いていきますが、「背骨がゆるんでいて丹田が充実している」ことが重要です。

身体に備わった「8時間周期」

 前2回で、蒸しタオル法の基本的なやり方と8月末に私が実際にとったやり方を紹介させていただきました。 → 蒸しタオル法(基本編)  私のコロナ体験記

基本編では8時間後に再び蒸しタオルをすると説明しています。8時間周期というのは、東洋医学では以前からあった概念で、観察から発見された法則です。それに対して、私は2時間置きに蒸しタオルをしています。これは今回一番イレギュラーなやり方になっている部分です。

これはもしかしたら、新型コロナウイルスの特有の性質と関わりがあるかもしれません。

私は過去に普通の風邪(2回)、インフルエンザ疑い(2回)、計4回にわたって蒸しタオル法で凌いでいます。このときには、8時間の周期を守って効果をあげました。
今回もそのつもりだったのですが、実際には熱が37.1℃までしか上がらず、そこから平熱近くまで下がったのにも関わらず、「まだ終わっていない」という感じがしたので、8時間空けずに追撃することにしました。それでも、結果的には、2時間おきに計5回で8時間という周期になっているのは、身体のはたらきの不思議さを感じます。

使い捨てカイロなど熱が冷めにくい物を使うのはありか、なしか?

結論からいえば、蒸しタオルがベストです。

熱が冷めることで自発的に血流が促進され、発熱に繋がるからです。

「使い捨てカイロや温めたこんにゃくをあてた方が熱い状態をキープできて良い」

という話も聞きますが、それではやがてその温度に慣れてしまい熱を「刺激」とは感じなくなってしまいます。
氷水に指を入れると最初は冷えても数分後は温まるように、熱刺激の「冷める」現象に反応して体は活性化します。

私は、整体修業時代に朝早い時間帯に駐車場の前に立って来る車を誘導する仕事をしていたことがありました。その時、使い捨てカイロは身体を温めるのに本当に便利で、重宝しました。でも、同時にそれが、蒸しタオルが持っている治癒効果とは全く別物だということも感じました。

また、水に濡らしたタオルを肌に当てると皮膚が湿って面倒というのもわかりますが、身体の深部に熱を浸透させるためには水分があった方が、圧倒的に効果が高いです。
実際、ホットパックをあてると皮膚の血流は2倍になりますが、熱が2cm浸透するのに15分以上かかるそうです。
乾いた熱を浴びているときは毛穴が閉じて皮膚もややこわばる感じがしますが、水分を介して伝わる熱は毛穴が開いて身体がゆるむ感じがして、それが回復を早めてくれるのです。


3回にわたって、蒸しタオル法でコロナを撃退するというお話をしてきました。いかがだったでしょうか?

さて、当ブログは「頭痛を整体法とゆる体操で治す」をテーマにしておりますので、次回からは頭痛に関する記事をあげていきたいと思います。まずは、今回まで出てきた蒸しタオル法が頭痛に効果があるのかどうか?というお話しからです。

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